合成界面活性剤に注意 合成化粧品は化学物質の塊のようなもので色々と注意を必要としますが、特に気を付けなくてはいけないのは合成界面活性剤です。 界面活性剤は水と油の両方の性質を持つために水と油をなじませる働きを持っており、中性洗剤、クリームやシャンプーに広く使用されています。
自然界にある植物性の界面活性剤は有用で安全性が高いものですが、石油由来の合成界面活性剤には問題があります。
合成界面活性剤は皮膚の角質細胞脂質を破壊するので、体のバリアを失い、同じクリームやシャンプーに含まれる合成着色料、合成香料、合成防腐剤、環境ホルモンなどといった問題のある合成化学物質が、体内に簡単に吸収される状況を作り出してしまいます。
また、美白を謳った化粧品には、肌に入りくい美白成分を吸収させるのを目的として、合成界面活性剤を配合し、皮膚のバリアを破壊して届くようにしている場合も多くあります。その時に望ましくない化学成分が体内に吸収されたり、保湿機能がおちた肌は乾燥がすすんだりします。 環境にも合成界面活性剤は問題があり、下水処理をしても簡単には分解されず、生活排水として川などの自然汚染にも影響を及ぼします。 認定オーガニックシャンプーには安全な天然界面活性剤が使用されており、合成界面活性剤を使用したものと比較すると泡立ちは控えめですが、泡立ちが良ければ汚れが落ちるとは限りません。
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